後輩との上手な接し方

職場で後輩に対してどう接すればいいのか悩むことがありますよね。

厳しくして会社を辞められても困るし、優しくしてなめられても困るしで、コミュニケーションのさじ加減が難しかったりします。意欲があり、自らどんどん仕事を覚えようとしてくれるタイプならまだしも、いまいちやる気が感じられないとか、要領が悪そうとか、繊細すぎて扱いにくいかもと思ってしまうようなタイプだと、どうすればいいか頭を悩ませることになるでしょう。

後輩の教育方法にはノウハウも色々とありますが、大切なのは、自分自身が構えすぎないことと、コミュニケーションの基本をおさえることです。

いい先輩でいたいと構えすぎてしまうと、自分が消耗してしまいます。どう接したらいいかを考えすぎて、本来の自分の仕事に支障が出ないように気をつけましょう。

また、コミュニケーションの基本は、自分がどう考えていたかではなく、相手にどう伝わったかが全てだということです。自分が伝えたいことがそのまま相手に伝わるとは限りません。この伝わることの差が大きいと「なんでわかってくれないの」というストレスにつながります。

実際には、相手が悪いわけでもなく自分が悪いわけでもなく、単にこの言い方では伝わらなかったという事実があるだけなのです。うまく指導できないと落ち込んだり、理解できない相手が悪いと思ったりしないで、別の方法を試してみる工夫をしてみましょう。この時も、相手がどう受け取るかを考えすぎると何も言えなくなってしまうので、とにかく考えすぎないことが大切です。